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自閉症について

2010.07.02


自閉症の人は、言葉の発達の遅れがあるだけではなく、「社会性」「コミュニケーション」「想像力」という3つの領域に障害が見られます。


他人の気持ちを理解できず、集団の中にいても一人でいるかのようにふるまう(社会性の障害)、他人と円滑に意思の疎通ができない(コミュニケーションの障害)、「ごっこ遊び」などの想像力を働かせる遊びができず、変化を極端に嫌い、特定のものへのこだわりが強い(想像力の障害)といった症状が特徴です。

上記をもう少し詳しく挙げてみると、

●言葉の意味を理解することや相手の感情を共感すること、人とのコミュニケーションが苦手である。

●特定の音や声(例えば、子どもの泣き声や悲鳴、特定の楽器、放送のサイレンなど)に過敏に反応し、強い不安感を持つ。

●特定のものや出来事にこだわり、変化をとても嫌がる(環境の変化、予定の突然の変更、突発的な出来事など)。 

●自分の周囲の環境や状況の意味することを理解できないことが多く、なれない場面には大変な不安と混乱を感じる。

●聞くことが苦手で、文字や絵など、視覚に訴える方が理解しやすい。

●抽象的で、あいまいな言い方は理解することが苦手。

●否定形の言葉には不安をもつことが多い(「~しては駄目」というより「~のようにしよう」という言い方などが混乱しない)

●未来を予測するのが苦手なので、次にすることや起こることを前もって知らせたり、予行練習をしておくと混乱しない。

●多少のこだわりは自分を安定させるために行なっていることである。(否定したり、無理にやめさせたりしない方が良い)

パニックと問題行動

2010.07.02

 自分の思いを上手く伝えられなかったり、不慣れな場面で混乱したりする事をパニックと言います。


そう言う色々な行動でパニック状態になり、問題行動に走る事があります。


とくに他害行為、自傷行為(自分や特定の相手の指や手、頭などを叩く、髪を引っ張る、髪を抜く、つねる、かむなど)、破壊行為(物を投げる、ドアに体当たりする、食器をひっくり返すなど)などがありますが、自分の感情が伝わらなくてイライラして起こす、一種の意思表示でもあります。

特殊な記憶力

2010.07.02

 「カレンダーの曜日」に関しての超人的な記憶力はよく話題になる自閉症児の特徴でありますが、カレンダーに限らず過去の出来事や細かいことまで良く覚えていることが多いようです。


学校であった運動会や遠足などの行事の日付け、誰かが言った言葉、テレビを買った日、担任の先生の結婚式の日や誕生日、小学部から高等部までの12年間の学芸会のセリフ、一度通った道は一年後に通っても覚えているなど、記憶している事項は膨大になります。


特に印象に残っていることを「覚えている」のではなく「消えないで残っている」ようです。

選択肢を立てることが苦手

2010.07.02

 私たちは何をするか、どこへ行くか、絶えず自分自身に問いかけながら行動しています。


そして問題があるとさまざまな案を出しながら、さらに行動します。


自閉症の方はこのプログラミングを苦手としているようです。


例えば「何しようか?」「どこに行こうか?」といったような質問に答えることが全く苦手であり、それよりも「鬼ごっこしようか?」「海に行こうか?」といった「はい」「いいえ」で答えられるような具体的な選択肢をこちらが立てる方が答えが返ってくることが多いようです。

オウム返し

2010.07.02

オウム返し・・こちらの聞いてることが理解できずに「ジュースはどれ?」と聞かれ、「ジュースはどれ?」などと応える事で、2.3歳の子供にも、オウム返しはたまにあるようですが、それは言葉を習得しようとしてる為だと考えられています。


自閉症児のオウム返しとしては、行動のプログラムを立てる力があまり育っていない子が多いようです。


ゴールを自分で見定め、道筋を作っておらず、仮に作られていても、たまたま視野の中にあったものに触発された行動であって、主体的に設けたゴールではない。


意志決定者としての自分に気づいていないのです。


行動のプログラムとは孤独な心の中では発達せず自分と他人の意志がぶつかり合って強められるものであるから、人との交流や言葉の獲得が欠かせないものでもあります。


そのため質問者が自分のことを意志決定者として見つめ、行動の赴く先を訪ねているのだと理解できない自閉症児の中には表装の音につながりだけを再現してしまうということが起こります。


これが自閉症児のオウム返しです。

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