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ここでは、息子の診断に専門医の門をくぐった際、同時に母親である私までもが宣告を受けた時の事を書いてます。
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◇はじめに・・・・・
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| 宣告を受けて・・・ |
息子のADHD宣告
息子は超未熟児で生まれました。
何と1000gにも満たない体重です。
出産は、帝王切開で行われましたが、その際に息子の体にはいくつかの異変がありました。
いくつかは、子供の多くに見られるものですが、もう一つは・・・脳内の出血です。
そのせいで、「将来何らかの障碍が出る可能性がある」と言われながらも、今まで平穏無事に生活してきました。
幼稚園に入ると、いきなり息子の様子が豹変。
俗に言うADHDの症状がそのまま顕著に出始めたのです。
そりゃぁ家庭の中でも、手の掛からない子、育てやすい子だったかと言うと、そうではなかったです。
そして、その豹変振りを自分の目で確かめた後、専門医の門をくぐる・・・
即日に出た診断が、中度のADHDと言う事でした。
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え?お母さんも・・・って何?・・・
息子の診断をしていて、何故か私の子供の頃の話なども、息子と同じくらい詳しく詳しく聞かれました。
子供の頃の息子と似たような体験や、色んな事を両親から言われていた事、自分で感じていた事など。
すると・・・・医師の言葉は、
「息子さんのADHDの原因として、まずは超未熟児で生まれた事があります。しかし、それだけではADHDの要因としての説明はつきません。もう一つの要因としては、お母さんからの遺伝です。」
でした。
「それは、私もADHDであるということですか?」
「今後治療等をお望みなら、大人専門の専門医をご紹介しますが・・・」
「ADHDには、女性より男性の方が実のところ割合が多いのです。なので、お母さんの場合は、女性だったと言う事もあって軽度で済んだんでしょうね・・・」

その専門医は、はっきりと言うという事で有名な人らしいです。
息子の事で専門医の門をくぐった私でしたが、私までADHDの宣告を受けてしまいました。
私のせいで・・・・
帰りの電車の中で、色んな事を考えました。
確かに私は小さい頃から育てにくい子で、母は育児がこんなに大変なのならもう子供はいらない・・・と思いつつも、あと2人産んで、その育児の楽さに、「どうしてこの子だけ」・・・とずっと悩んで泣いて来たと言う事を何度も何度も聞いてはいました。
息子の様子が普通じゃないかもしれない?と夫と話を始めて初めてネットで知った言葉がADHD。
これだろうな、と思ってはいたので、息子のADHD宣告を受けた時は、「ショック」と言うよりは「やっぱり」と言う言葉が先に来ました。
もちろん、ショックはあり、その大きさは想像していたものよりも遥かに大きく、目の前真っ暗と言う感じでした。
でも、一つだけ思っていた自分らが調べていた内容と違っていた事があって・・・。
それは・・・「遺伝」・・・
私達の調査不足もあるんだろうけど、どこのサイトでも「躾が間違っていたわけでもない」「先天性の障碍であるので誰のせいでもない」「遺伝説もあるが、定かではなく、原因は不明である」と言っていたはず。
が・・・・
はっきりと言われた言葉が「遺伝」であると言う事。
「遺伝」「遺伝」「遺伝」「遺伝」「遺伝」「遺伝」・・・・
これは・・・言葉には出来ないくらいの衝撃がありました。
遺伝って事は、お母さんからの遺伝って事は・・・私のせいじゃん?
私のせい・・・じゃん?
私のせい・・・私のせい・・・・私のせいでこの子はADHDと言う一生抱えなければならないハンディを背負わせてしまった・・・
私は子供を産むべきじゃなかったのか・・・
帰りの乗り換えの駅のホームで佇んでは、こぼれる涙をぬぐうのが精一杯でした・・・
夫へ・・・・
とりあえずは、夫はまさか私がADHDであるという宣告を受けて帰ってくるなんて思ってもないので、息子の事をかなり心配しながら、メールが何度も飛んでくる。
「ADHDだって言われたよ〜・・・」との返事に「そうか・・・・」と言いつつも、その日から懸命にADHDとはどう言うものか、など、色んな事を調べ始め、色んな本を読み、知識を付ける事になった。
そこでは、まだ私がADHDだと言う事は言えなかった。
夫はどう思うだろう・・・結婚に失敗をしている私は即「離婚」と言う言葉が頭をよぎる・・・・
ある日、夫と読んでいた本。
ここでもとりあげている、アメリカのダニエルエイメン医学博士の著書。
そこには分かりやすく症状別にADDのタイプが分かれていた。
その中の一つの症状が、まるで私の性格にそっくり。
夫にも聞いてみると、「そうだな」と、10項目中の8項目が一致した答えが出た。
実は・・・・・と・・・・・先日の専門医からのADHDの宣告を伝えた。
夫は笑いながら言った。
「どうりで我が家は賑やかなわけだぁ・・がっはっは・・・(大笑い)」
そして、私も治療を受けようと思うんだけどと伝えると、夫は真面目な顔に戻って、
「俺の知っている俺の惚れたお前は、今のお前であって、もし治療をして本来のお前に戻ったとする。でも、それは俺の知らないお前かも知れない。そのままでいいよ。自分で苦しい事、障碍のせいで出来ない事があるとすれば、一緒に考えて行こう。俺はお前を見ていて障碍があるとは思えない・・・」
それから、私の今まで負の性格だと思っていた、自分の嫌なところなど、色んな事を矯正すべく、ADHDのせいで・・と思われるふしのあるところに対して、向き合う毎日が始まる事になりました。
そのかいもあるのか、最近夫から言われた台詞の中でこんなものがあります。
「お前の性格を形に表すと、正八角形。一見、丸に見えそうなんだけど、決して丸ではなく、要所要所には角がある。時には正八角形に刺が生えてる。それが、最近特に意識はしてなかったけど、何か角がなくなって、本当の丸に見える時がある。」
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